著書

私のプリンシプル

2024年12月28日 熊日出版 本体1700円(税別)

「人生にはいろいろな決断がある。そしてそうした歴史の重みこそが、ここぞという時に、人に力を与える」(本文より)。そう語るのは、熊本県知事、第79代首相を歴任し、現在はアーティストとして活躍する細川護熙氏。余生は晴耕雨読の日々を送るはずが、制作依頼がひっきりなしで多忙な日々をすごしています。本書は、政治から芸術まで、幅広い活動と思索を通じて培った細川氏の人生哲学を綴ったエッセーです。プリンシプルとは原理、原則、主義、信条を指す言葉。自分らしさを見失いそうなとき、時代の変化についていくのに疲れたとき、著者の“ 自分を貫く生き方” が気持ちを楽にさせてくれるはずです。これまでの歩みをインタビュー形式で振り返る「あのころ」も収録。新党結成の裏側や首相退陣決断の本音など、さまざまなターニングポイントから、著者らしい生き方を読み解きます。

細川護熙自選作品集

2024年9月3日 世界文化社 本体3600円(税別)

細川護熙さんは、もともとは焼物に興味はなかったそうです。友人がやっているのを見てにわかに思い立ち、基本を学び、挑戦を続けてきました。長次郎に憧れ、光悦が好きで「なんとかしてあの素晴らしい作品に近づきたい」と思い、試行錯誤を繰り返してきたのです。茶陶のみならず幅広く陶の作品を世に送り出し、書そして画も琴線に触れるような力作を生み出しました。25年の創作活動のなかから、自らが選んだ作品たちを掲載。